社会人で博士号取得を目指す方へのアドバイス

参考になるかどうかわかりませんが、サラリーマンで博士号を取得した者としてブログ記事を書きたいと思います。

著者撮影 エッフェル塔

アドバイスといいますか、過去の自分に向けて書いています。笑笑

  • ①博士号取得には膨大な時間が必要
  • ②家庭サービスの時間のやりくり
  • ③指導教授との人間関係
  • ④職場への配慮
  • ⑤単位取得よりも論文作成

①博士号取得には膨大な時間が必要

1番大切な事ですが、兎に角博士号取得までは時間がかかります。

修士号までなら2年、長くても3年間あれば問題なく殆どの方が取得可能と思います。

博士号は修士号と違い全く終わりがわからない未知の世界なのです。

修了要件の単位については期間内(2年)で取れます。

しかしながら、博士号は3年で取れる見込みがつかない。というか取れないかも知れない。

その前に博士論文を申請する資格が取れない。

大学院によって博士号申請の要件が違うので確認が必要です。

乗り越えなければならないハードルがいっぱいあります。

最近は査読付き論文を何本かアクセプトされていないと博士論文の審査に出すことが出来なかったりします。

②家庭サービスの時間のやりくり

家庭サービスについては独身の方はこの問題がないと思います。特に小さなお子さんがおられる年代の方には課題があります。

やはり家庭サービスの時間をどうやり繰りしていくか?が本当に大切です。

仕事しているだけでも土日の休みの家族サービスがつらいと思う事あると思います。

その、家族サービスしていた時間を自分の研究に注がないといけなくなります。

私も大学院に通いだした当時、息子が小さかったので、時間を作るのに苦労しました。

大学の長期休みの間に家族旅行を入れる事や、なるべく家事をやるようにしました。

いぬの散歩に夫婦で出かけ、その時会話をしっかりしてました。

家族の協力なければ博士号取れません。

著者撮影 トイプードル

③指導教授との人間関係

やはり指導教授との関係が悪いと永遠に博士号取得が無理かも知れません。

それ程その関係性は大切です。

コミュニケーション能力がないと辛いと思います。

兎に角、指導教授とマンツーマンの指導になってくるので、人間関係から逃げる事は不可能です。笑笑

後々にアカデミックポスト目指す際にも、指導教授の紹介が必要です。

④職場への配慮

社会人として働いている限り、職場への配慮が必要です。

通う事をカミングアウトすべきかどうか?も迷う所かと思います。

私個人的にはカミングアウトして、通った方がいいと思います。

土日出勤を断る際や、飲み会参加を断る理由にもなります。

その分、後ろ指刺されないように昼間の仕事は120%の行動でカバーしておかないといけません。

大学院に通ってるけど、仕事は同僚より頑張っていると思われなければなりません。

通常よりも頑張らないと、大学院通ってるから仕事出来ていないと思われてしまいます。

著者撮影 伊丹空港ラウンジより

⑤単位取得よりも論文作成

博士号修了の要件である、単位取得はそれ程難しいものではないと思います。

きちんと講義に出席して、レポート提出や試験で頑張れば単位は取れます。

しかしながら、博士論文は簡単に書けません。

過去の研究者が発掘した事をなぞるわけにはいかないのです。

新たな視点や示唆がないと論文の価値がないですから。

先行研究との繋がりを持ちながら、新たな学術的貢献を必要とする。

ほんの少しの前進。像の鼻の髭一本くらいの進歩で充分。

オリジナル。

そう簡単には書けませんよね。笑笑

ブログだってそうかも知れませんよね。

GoogleでSEO対策とかでも、Googleも上位表示に上がるのは、誰もが書いている内容ではないものですし。

独自性が大切ですよね。

論文を書こうと思うと、本当に机に向かえない。

自分が書かないと終われない旅。

きついです。笑笑

莫大なお金と時間を投資している以上戻れない。笑笑

終わることができて本当に良かったと思います。

でも、終わることが出来ない人がいっぱいなのです。

お金が尽きて継続出来ないとか、博士論文が書けないとか。

本当に覚悟が必要と、始める時の自分自身に伝えたいです。

諦めるなと。

本日もご購読ありがとうございました。