社会人になってから、大学院への進学を考えている人がおられると思います。実際に入学してどのようなメリットがあるのか想像されているのではないでしょうか?
私は社会人9年目から大学院に入学し、博士号取得まで働きながらたどり着きました。その中で進学したメリットをお伝えできればと思います。
働きながら、休日や平日の夜を全て大学院や研究の時間に捧げるので、基本的にしんどい事の方が多いです。
でも、その中でも良かったと思えた事を振り返ってみたいと思います。
社会人で博士課程に進学して良かった事
- 学割が効く
- 異業種の友人ができる
- 学生に戻れる
- 研究が趣味の一つになる
- 世界が広がる
- 国際学会に参加できる
- 仕事への応用ができる
- 転職に有利
- 素晴らしい教授と出会えた事
以上が大学院進学して良かったと思える事でしょうか。
①学割が効く
社会人で入学試験受けたとしても、通常の学生と入学後はなんら変わりませんので、学生証を元に全ての恩恵を受けられます。
電車の通学定期も購入可能です。
パソコンやパソコンソフトのアカデミックパックの購入できます。
レンタルビデオ店の身分証としても活用できます。
街に出ると、結構学生証で利用できるお店も多くあります。
②異業種の友人ができる
社会人で入学してくる方との交流が可能です。全くバックグラウンドが違う方との交流ができます。
私の在籍中は、アパレル、食品、市役所、税理士、自衛隊、電気メーカーなど多様でした。
業界の違う人と会話するのはとても楽しいですし、発見もあります。
わざわざ社会人になってから入学されて来るので変わっている方が自分を含めて多いです。笑
③学生に戻れる
忘れかけている青春を思い出すことができます。笑
平日や土日にキャンパスに行くと、学部生も多くいて、同じように学食で食べたりします。
若い学生がいっぱいいますので、昔の学生時代の気持ちに戻ります。
若いエネルギーもらいます。
④研究が趣味の一つになる
趣味をあまり持っていませんでしたので、研究が趣味になりました。仕事で追い詰められても逃げる場所ができたとも言えます。笑
⑤世界が広がる
研究仲間もそうですが、新しい事を勉強や研究していくので確実に視野は広がっていると思います。
それが本業での自信にもつながって行ったと思います。
⑥国際学会に参加出来る
大学院にもよると思いますが、学会発表を推奨している所は多いと思います。
在学中の学会参加は発表者には奨学金が出ました。その費用で参加出来ました。
⑦仕事への応用ができた
仕事の疑問や課題を解決することから研究の道に入っているので、当然仕事の能力アップに貢献していると思います。
実際、社内で大学院の研究内容をプレゼンテーションしたことは何度もあります。
⑧転職に有利
修士号取得後に転職し、さらに博士号取得後に転職しました。学位そのものというよりも、その経験を言えることが大きいのかもしれません。
ただ漫然とサラリーマンをしていたわけではなく、常に自己投資を行い、継続してキャリアアップを考えているマインドが認められたと思います。
47歳で人員整理になった時も、即転職できました。
履歴書に書ける項目が増えました。
流石に博士号取得と書いてある履歴書はなかなかないので、本来なら年齢で弾かれるところが面接までいけるようになっていると思います。とりあえずどんな奴か見てみたい笑。
⑨素晴らしい教授と出会えたこと
人との出会いが人生を変える。まさに人生の師に出会えた事は一生の宝でしょう。
まだまだ思い出せないメリットあるかもしれませんが、私にとってのメリットは以上です。
やはり、1番大きいのは自分自身の自信がついた事でしょう。
最後までやり遂げた事や、苦しい事乗り越えた事。
今、社会人で大学院を目指しておられる方は是非頑張って入学して欲しいと思います。アカデミックポストを狙うのもいいと思います。
本日もご購読頂きまして誠にありがとうございました。