社会人博士課程在籍者が国際学会にプレゼン参加した感想

国際学会に参加して思ったことを書いていきたいと思います。

博士課程在籍中に何度か国際学会にて発表する機会がありましたので、その時に感じたことがいくつかあります。

それほど、学会発表したわけではありませんが、国内で2回、海外で7回プレゼンテーションしてきました。

博士課程に在籍している学生は各学会での成果発表は避けて通れません。

著者撮影 国際学会のセレモニーディナーより

学会発表については社会人入学者であっても必要です。

日本の学会と国際学会の違い

特に、海外でプレゼンしている発表者を見ていると、とても身振り手振りがオーバーと感じます。

聴講者はプレゼンターが発表中であろうが、お構いなしに疑問に思った事を発表者に質問をして、その場で解決しようとします。日本の場合プレゼンテーションが終わるまで質問するのを待つ印象があります。

なので、想定していたスライドを最後まで時間内に終えるのが難しいです。笑笑

私は英語に自信が無かったので必死に質問が途中来ないように必死に覚えていたスライドの内容をひたすらプレゼンしました。

質問は同席頂いている指導教授のヘルプを支えに笑

国際学会になると、規模も大きくなるので、発表ブースが多くあり参加者がばらつきます。

著者撮影 学会 会場案内

初めて学会に参加した時は75トラックありました。つまり、学会発表場所が75箇所あり、その発表期間中に毎日5コマほどセッションがあったので400くらいの口頭の発表かあるということになります。

そのため、会場によっては奥まった目立たない場所にセッティングされてしまうと参加者が少なくなったりします。

実際私のプレゼンテーションする会場が奥まった場所にあり、かつ当日他の発表者がキャンセルされており開始時間になっても1人も参加者がいない状況でした。

全く初めての国際学会参加経験であり、徹夜に近い準備をして学会に参加しても誰一人参加者がいないと意味がありません。

そこで、セッション開始しても、会場外に出て参加頂けないか呼び込みを行いました。そこで数人興味を持っていただいた先生に聞いて頂くことが出来ました。笑

参加者がいないというのは想定外でした。

国際学会のパーティーや食事

また、学会にいるのかもしれませんが、とてもパーティーなどが華やかでした。

学会に参加すると、必ず鞄やUSBメモリー、ランチシート、ポロシャツなど記念品がもらえました。

また、学会期間中の会場での飲食は無料でした。

著者 撮影 学会会場のカフェスペース

カフェが海外の先生方も好評でした。

また、カフェのあちこちで優秀な博士の獲得をするための打ち合わせが行われていました。

大学へのアカデミックポストの勧誘や、企業へのヘッドハンティングらしいです。

就職先を決めるのも学会会場近くのカフェが盛んです。

著者 撮影 セレモニーパーティーテーブル

学会参加費用について

各大学の教授が参加されておりましたが、殆どが大学の研究費用か科研費での参加でした。

私は大学院の奨学金などで賄っておりました。

国際学会や規模により参加費用は変わりますが、参加していた学会は華やかで確か700ドルくらいしたと思います。学生価格ですが。

学会期間中にはそに地域の美味しいお店の紹介や、ツアーバスなどもあり、またセレモニーディナーがあったり、若手研究者向けのチュートリアルセッションがあったり盛り沢山です。

国際学会で海外に参加出来ることは博士課程に進学して良かったと思える経験です。

私の場合は指導下さっていた教授がアメリカの博士号をお持ちで、人脈もおもちだったのでアブストラクトの審査が通過し易かったのかもしれません。

社会人で博士号取得をめざす方も是非国内学会や、国際学会での発表もチャレンジして頂きたいと思います。

本日もご購読頂きまして誠に有難うございます。