サラリーマンで人間関係に悩む人は多いと思います。
しかしながら、会社での人間関係に疲れたから大学院で研究だけしたいと思うのは大きな間違いです。
博士号取得に人間関係が大事なのは何故か?
会社で仕事をしていると、上司との関係がとても大切であると実感されることと思います。
ところが大学院においてはどうでしょうか? 研究は孤独な作業で自分1人で乗り越えていかなければなりません。
自分さえ頑張ればよいと思いがちなのですが、実際は全く違います。
良い指導教授と出会えるかどうかや、人間関係を良好に保てるかどうか大切です。
最終的には博士号取れるかどうかに繋がっています。
特に社会人で博士号を目指すとなると、大学院の各教授にご配慮を頂くお願いをする事が多くあります。
社会人で博士号取得を目指すなら、指導教授選び、選ばれ?で良い出会いがあるかどうかが鍵になってきます。
実際に、私は指導教授との出会いがあったからこそ、博士号取得できたものと思っています。
どの指導教授についていくか?によって博士号取得出来る確率も大きく変わります。
博士号をとる意味で大学院での人間関係は重要と言えます。
指導教授を選ぶポイント
実際には選ぶ事はできないと思いますが、事前に弟子として習いたい教授かどうかは調べるべきでしょう。
①オススメする教授と②そうでない教授として
①オススメする教授とは
- 自分が研究したいことに近い分野を研究している。
- 優しい性格
- 面倒くさがりではない
- 研究熱心
- 博士号を持っている
- 海外の博士号を持っている
- 面倒見が良い
- 統計解析に強い
- 学問分野で権威がある
上記のオススメするリスト全て私の指導教授にはありました。
②オススメしない教授は
- セクハラ、パワハラする
- 面倒くさがり
- 博士号持っていない
- 研究丸投げ
- 怖い、恫喝する
- 学問分野で煙たがられている
このような指導教授にあたってしまったらどうしようもないです。
指導教授とのコミュニケーションが悪いと、追い詰められて自殺までする場合もあります。あるいは、博士号を何年も取得できず修了する事ができない。
あるいは、諦めて他の大学院に編入する人もおられます。
それだけ、人間関係は大切なのです。
人間関係が大切と感じたシーン
社会人として大学院に通っていると、どうして資料提出や、案内文を取りに行かなければならない時がきます。
どうしても仕事で行けない時には、大学院同期生にお願いしたりしました。
さらに博士後期課程中は同期が殆どおりませんので、教授に頼むこともありました。今から考えると恐ろしいことをしていたなと思います。笑笑
また、博士論文の審査の際の主査、副査の先生を決める際も教授陣から嫌われると突っ込まれる事が多くなるかもしれません。
万が一指導教授と折り合いがつかないとなると博士号取得への道は閉ざされたと思って間違いないでしょう。
指導教授がGOサイン出さないと、審査に論文をあげても、口頭試問で落ちるでしょう。
兎に角、マンツーマンで進めていく作業なのです。
指導教授選択で良かったと思えたシーン
私の指導教授はサラリーマンからアメリカの博士号を取得したという、凄い人でした。
なので、英語も数学も統計もバリバリの方だったのです。
そのお陰で博士号取得できました。
過去、昔は文系博士号はほとんど取得出来ない時代があり、現在教授をされている方でも博士号持っていない方が多くおられます。
もし、指導教授が博士号を持っていないと、主任指導教授や博士論文の審査も出来ない可能性があります。
博士号持っていないと言うことは様々な点で不利になります。また、新設される大学などの審査基準にも、何名以上の博士号取得者が必要用票件としてあったりします。
これからサラリーマンから博士号取得を目指す人は、大学のネームバリューではなく、自分にあった研究ができるかどうか?
長期に渡って弟子として、博士号取得までいっしょに走ってもらえる指導教授に巡りあえるか?
この出会いがあるかないかは大きな違いです。
そういう意味でも、博士号取得が難しいのかもしれません。なかなかオススメの指導教授に出会えないので。笑笑
でも、博士号目指す方の強い想いや力があれば、認めてくれる指導教授を見つけだして、変更すれば問題ありません。
運という要素も多いのかもしれません。
是非、自分にあう指導教授を見つけて博士号取得に向けて頑張って欲しいと思います。
本日もご購読頂きまして誠にありがとうございました。