2020年暗号資産の行方

2019年もあと1日で終わります。(執筆時:2019年12月30日)

2017年後半からの暗号資産参入者の増加と価格急上昇以来、暗号資産のバブル沈静化しています。

著者撮影 トイプードル

2019年12月末の暗号資産雑感

今、暗号資産に新規で投資をはじめている人は殆どいないのではないでしょうか?

2017年から2018年1月までの急上昇からコインチェックのハッキング問題で市場が氷河期になってしまいました。

あの熱狂した時代に参入した投資家も流石に約2年間の氷河期で退出された方が多くおられると思います。

2017年にはマスコミによる大量の仮想通貨CMが行われて、暗号資産の将来性や、イノベーションの素晴らしさについての知識普及と言うよりは、投機的な印象を与える露出か多かったような気がします。

しかしながら、その間に参入された投資家もコインチェックのハッキング問題で国内仮想通貨取引所に対し金融庁調査がはいり、資産凍結される事態に陥りました。

投資家にとって資産が凍結される程、恐ろしい事はありません。

国内暗号資産取引所の再開もやっと今年のハルになってからです。

大手企業の資本参加による暗号資産取引所の認可も行われた1年でしたが、暗号資産の氷河期は抜け出す事が出来なかったと思います。

悪いニュースばかりでなく、ビットコインについては価格が上昇しつつあり、130万を超える時もありました。

普及研究と暗号資産

普及学研究大家のロジャースがイノベーションを早期に採用する人を革新者として、採用者カテゴリー分類しました。

現在、暗号資産に投資している人は革新者と言えるのではないでしょうか?

革新者は誰もが気がつかない最新の技術を誰よりも早く入手し、伝える伝道者です。

革新者が、次の採用者である早期採用者へ伝達していく事により普及が進んでいくと思われます。

その後、採用者カテゴリーの最期の採用地帯者と言われる人々への伝達をもって普及過程が終わります。

例えば、携帯電話などの普及はほぼ終了していると、言えるのではないでしょうか?

スマートホンの普及もかなり進んでいると思います。

普及していく要素として、より簡単にイノベーションを理解出来る事や、過去の経験と一致している技術、簡単に試せる技術、明らかに今までの技術より優れていると認識してできるものであれば普及速度が上がると言われています。

暗号資産についてはどうでしょうか?

  • 簡単に理解できる?
  • 過去の経験と一致するものありますか?
  • 簡単に試せる?
  • 優れた技術と目に見えて感じられる?
  • 利用するメリットはあるか?

暗号資産を簡単に理解して使用できる人は少ないでしょう笑

過去の経験との同一性はほとんどないですね。まあ、最近はキャッシュレス決済の普及で少し理解が深まっている?のでしょうか。

簡単に試せる?については暗号資産の購入についてのハードルはまだ高いと思います。取引所に口座を作るの事が大変です。

あと、ビットコインを数百円から公認可能な事をご存知ない方が大勢のおられます。

優れた技術と感じるには、暗号資産やブロックチェーンについての学習が必要なので時間がかかります。

利用するメリットについては、使い出せば理解できると思います。

以上が普及研究からみた暗号資産の課題です。

2020年の暗号資産の行方

暗号資産の普及には基本的知識の普及が必要と思います。

マスコミ大手各社が、しっかりと正確なブロックチェーン技術についての教育を行う事が大切です。

2020年にCMが再開されると、また新規投資家の参入が始まり、ビットコインが上昇し、さらに使用目的がはっきりしているアルトコインの価格上昇が起こると思います。

2019年度中にはアメリカETF承認が下りず、機関投資家の参入が行われませんでした。

2020年中にETF認可がおりると、恐ろしくらいのビットコイン上昇があると思います。

ただ、日本政府はこのETFについて否定的なコメントをだしています。

暗号資産YouTuberの中野先生は、暗号資産はサインコサインカーブの軌道を取ると考えられており、一旦ビットコインか50万前後まで下落し、2020年5月から8月にかけて250万くらいまで上昇するというシミュレーションされておりました。

私もその主張に賛成です。過去最高値は越えると予測しております。

キーワードとしてはETF承認、国内暗号資産取引所のCM開始、国内暗号資産取引所の新規通貨取引開始、マスコミによるポジティブなニュース配信などです。

暗号資産取引は自己責任ですので、様々な情報を入手して、投資判断していくことが大切です。

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