日本においては銀行口座を持つ事は特別なことでは無いけれども、世界を見てみると銀行口座を持っていない人々が多く存在する。
調査した年代によってその比率や人数は大きく変わってくるが、やはり後進国においてはその比率がとても高いと言われています。
日本でISDNや光回線といった電話回線が普及し電話機が普及していきましたが、中国においてはそういった普及をしていくのではなく、発展の順序を飛び越えスマートフォンの普及が一気に広まっていった事もあります。
そういう意味では銀行口座が普及する前に暗号資産ビットコインの普及が先に始まる可能性もあると考えられると思います。
日本やアメリカのように国そのものの信頼性や信用性、安定性などの保証が、ある程度確保できていれば、その国の法定通貨に依存して生活していく事は可能であると思います。
しかしながら自国の信用性や政府への信頼感がない国においては法定通貨に依存して生活している事はとてもリスクを背負うことになります。
急速なインフレや政情不安が起こると全く法定通貨の価値が失われてしまうことになるからです。
その点、暗号資産であるビットコインは世界共通で価値が確認され、利用されている通貨であるために、政情不安の中の法定通貨からビットコインへ資金を移動させる人々が増えていくと思います。
また、自国を離れ他の国へ逃れる際にも資産として金などでは重くて運べませんが、ビットコインなら口座番号と秘密鍵を持っていれば移動が可能です。金と違って暗号資産はマイクロペイメントにも対応可能な資産です。
こういうことを考えると、先進国であるアメリカや日本、ヨーロッパなどの国々よりも後進国である国々の人々の必要性から暗号資産の普及が進んで行くのではないか?と思います。
日本に住んでいると気がつきませんが、世界にはさまざまな事情を抱えた人々が多くいることを思い出さなければならないかもしれません。
本日もお読み下さいましてまことにありがとうございました。